自信のある男

人生は何もしないには長すぎるが、 
何かをするには短すぎる
って、山月記書いた人の言葉なんですね。

たしかに。

高校生の頃思っていた10年先はあまりに遠かったけれど、でも今こうしてもう10年後に立ってしまっています。

あの頃。
なにか辛かったり納得出来なかったことって、すごく不利で取り返しのつかないおっきな足枷に感じたけど、10年経ってみればそんなことでイライラせず楽しくやれる道をもっと探せばよかったと思う。

受け入れられるほど大人じゃなかったというか、そういう自分を受け入れてくれる友達や恋人がこの世の全てみたいに強く必要に感じた。

なにくそと思って何かすればよかったのにね。

人生は出会いとタイミングもかなり重要だし、いつ急に終わってしまうかもわからない。
けど。結局自分の頭と体を使って道を開くかどうかにかかっている。

私は何につけても自信がなくて、自信を持てるほど極めたこともなくて、だから自信のある人が好きなんですけど!

気をつけなきゃいけないことに気が付いたんです。

【自信のある人には普遍的または現在進行形で自信がある人と、過去につけた自信をずっとアップグレードすることなくひきずってる人の少なくとも2種類がいるということ。】

後者は本当に小さい頃は運動やなにかがよーくできて、やってみることがみんなうまくいって、それを見守ってくれる人がよく褒めてくれてたっぷりの愛情を注がれた経験を持っていて

でも、大きくなるにつれてつまずいたり、
自分よりできる人にあって少しずつ自信がくすんできて、〈こんなはずじゃない、いつかまたできるはずだ〉とか〈まだ本気を出してないだけだ〉とか思ってしまって
自信というか自尊心が邪魔をしてきて、
〈やればできるからこんなもんにしておこう〉とか
現実に対して今の自分で勝負しない癖がついている。

30歳くらいでもまだまだ自立してるとは言えない人が多い中で、
やらなきゃいけないって意識を持って、自分なりのゴールに向けて積み上げていける人と
いつまでも闇雲に遊び散らかしたり勉強しちらかしたり日々をそうやってやり過ごす人がいる。

結婚なんかは現実に対して具体的に覚悟を決めたりするから分かりやすいんだけど。

それは結局きっかけに過ぎない。
結婚しても子供産まれてもダメな人はダメだろうし、その反対になにもなくてもやろうって思って変わっていける人もいるはず。

本当は自信がなくて生きてるのはしんどいもんね。

自信。
自分の能力や価値を信じること。だそうです。

日々をいたずらに生きている私みたいなタイプも、虎になってしまう前に頑張ろうと思います。