社会に出た男女観
そうこうしてるうちに社会人になりました。
『彼氏いる?』とすら聞かれなかった大学生のころ。
社会人になってケバいお姉様とチャラいお兄様に『セックスしたことある?笑』と言われたときは屈辱的な気持ちでした。
あまりに残酷。
性的なにおいのすることなどどんな軽いノリでも絶対的な不潔感を感じアレルギーみたいになっていました。
私は、ますます自意識過剰というか、オンナとして視線を投げられることが嫌になり、パンツスーツを着てガニ股で酒を飲みオジさんとして仕上がっていきます。
職場は全員男。
オンナらしい同期と比べて腫れ物に触るようにされ、たまに言われるのはメガネ変えろ痩せろスカート履け。
仕事もできないし、先輩たちの仲間にも馴染めなくて消えてしまいたかったなあ。
仕事できても歓迎されず、辛いときもあった。
宴会芸もやらされた。それでもくらいついてきた。くらいついて…?そういうことしないで済んだかもしれないけど、楽することを否定してる自分がいました。
今ならそうは思わない。しなくていい苦労はしないほうがいい。
真正面から戦ってようやく、3年かけて仕事を一生懸命やって認めてもらうところまでこぎつけました。